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冬をのりきる車中泊(その2):車中泊での工夫・アイデア・グッズ

道の駅(仮眠)や車中泊場所が探せるアプリ

車中泊でアイドリングは厳禁、ということで、アイドリングしない状態でいかに寒さを克服するかを考えてみました。

まず、寒気の侵入経路を考えてみると、床下、窓、の2ヵ所に大きく分けられると思います。特に窓は、寝ていると滝のように流れ落ちてくる寒気が顔に当たるのを感じます。この2ヵ所を征すれば、ほぼ寒さ対策が完了すると言えるでしょう。

【敷布団】

まず、床下からの寒気は敷布団で防ぎます。快適睡眠の為の車泊ベッド作りのエントリーでも紹介していますが、私の場合は西川ムアツ布団がベストでした。私はフルフラットのシートの上に敷いていますが、荷室の床にダイレクトに敷く場合、または特に寒がりの人の場合は西川ムアツ布団 厚さ90ミリタイプがいいと思います。荷室の床ダイレクトの場合は、敷布団が少し浮くようにスノコか何かを床に敷き詰めておくと、さらに寒気をカットできると思います。値段が少し高いのがネックですが、他に厚手の敷マットでいいものがあればそれでも大丈夫だと思います。ただし、安物すぎると潰れるのが早いかもしれません。

【掛け布団】

やっぱり掛け布団は羽毛布団に限ります。それ以外ははっきり言って使い物になりません。また、羽毛布団でも安物はダメです。私は2万円前後の羽毛布団も持っていますが、羽毛の量が不足していて、冬ではまったく使えない代物です。へたにケチらず、贅沢するべきでしょう。なあに、ホテル代を考えれば、数回の旅行で元は取れます。家でも使えますしね。但し、隙間ができると寒いので、必ず毛布と組み合わせて下さい。
アウトドアの冬用シュラフを使うという手もありますが、確かに隙間ができないように工夫されてて良い物ではあります。しかし、もともと歩荷前提の軽量化を最優先した物ですから、普通の羽毛布団に敵う物ではありません。

私の場合、羽毛布団とムアツ布団の組み合わせで、マイナス15度くらいまでは経験があります。多分、マイナス20度程度は充分いけそうです。さすがに真冬の北海道にまで想定を広げると、もう一歩進んだ対策が必要になるかもしれませんが。

特にものすごい寒がりで、さらに一歩進んで積極的に寒さ対策をしたい場合には、ポータブル電源車載用電気毛布を組み合わせるという手もあります。ポータブル電源は100Vも使えますが、かといって家庭用電気毛布だとだいだい80W前後ですから、下のポータブル電源の場合だとフル充電で2時間しか持ちません。電気敷毛布だとだいたい50W前後で約3時間。車載用の電気毛布なら、例えば下記の例の組み合わせだと、毛布が4Wなので約40時間以上持つ計算になります。4W程度じゃ、どの程度温まるのか不安はありますが、上掛けがしっかりしていればそこそこいけるのではないでしょうか。さらにポータブル電源を持つメリットは、セルスタート機能が付いているので、特に冬場だと起りやすい旅先での突然のバッテリー上がりにも対応できるということです。まあ、JAFを呼べばいいと言ってしまえばそれまでですが。

もうちょっとお手軽な暖房器具が使いたいなら、100Vのインバータを持っていることが前提ですが、蓄熱式コードレスあんかを使用するという手もあります。

また長くなってしまいました。(その3)へ続きます

2005年12月 4日