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冬をのりきる車中泊(その3):車中泊での工夫・アイデア・グッズ

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【窓の断熱対策】

車中泊では目隠しと断熱を兼ねて窓になんらかの対策をしていることと思います。私は単純にメーカーオプションのカーテンを付けていますが、隙間も大きいし薄手なので、断熱として考えると今ひとつ力不足です。そこで、車種別に専用設計されているマルチカーテンであれば、隙間もぴったり塞げるし、厚手なので断熱対策としては最適でしょう。

見栄えを気にしないのであれば、段ボールを窓に合わせて切り取り、吸盤を取り付けるような自作品でも構わないでしょう。しかし結露による濡れで、段ボールじゃあすぐにダメになってしまいそうですね。巻癖がうまく取れるなら、レジャー用の銀マットを切り取って加工するのもいいかもしれません。

【その他の対策】

時間と労力を厭わないのであれば、内張を全部はがして吸音材を入れてしまえば、防寒と防音の両方でいい結果がでるでしょうね。カーオーディオマニアなら普通にやってることですが、これはさすがに面倒くさいですね。

ここまでやれば、真冬の車中泊もかなり快適になることでしょう。しかし、朝起きて布団から出る時の寒さはかなり辛いものがあります。私は出発前の暖機運転を兼ねて、エンジンをかけてしまいます。でも、キーを捻りに布団から出るだけでも結構辛い。ならば、リモコンエンジンスターターを使っちゃいましょうかね。これを使うメリットは、エンジンかけたまま意図せず二度寝しちゃっても、設定した時間の後にはエンジンが止まってくれることです。

また、冬場の車中泊後は、窓の曇りが簡単には取れてくれません。事前にくもり止め処理をしっかりしておいた方がいいと思います。

もうひとつ、冬の車中泊で辛いのが、歯磨きや顔を洗う時の水の冷たさ。それはもう冷たいなんてレベルじゃなくて、痛い。寒冷地の一部のSA/PAや一部の道の駅ではお湯が出てくれるありがたい所もありますが、そんな所は多くありません。ポリタンクを用意して、水を汲んで持って行くといいでしょう。それを車内に置いておけば、冷え過ぎることもなく水を使うのも辛くありません。

最後に、これは車中泊とは直接関係ないことですが、寒冷地を走行する場合、ワイパーに雪が張り付いて凍り、バネが効かなくなるためにまったくワイパーの役目をしなくなってしまうということが起ります。これは前が見えなくなって非常に危険です。スノーブレードに付け替えておいて下さい。また、車中泊中に窓の外側が凍りつくと、デフロスターだけでは解消できないことが多くあります。スノーブラシがあると便利です。凍った地面で滑りやすい時、駐車中のすべり止めの為にタイヤストッパーを用意しておくことも忘れずに。

2005年12月 5日