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布団 vs 寝袋 冬のベスト寝具は?:車中泊での工夫・アイデア・グッズ

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車中泊をしようとすると悩むのが寝具。寝袋を一度は検討するのではないでしょうか。特に冬の車中泊では布団と寝袋どちらが暖かいか? その性能に興味があると思います。

持論では絶対に布団の方が良いと思っていましたが、実際に比較したことがなかったので、もともと登山用に寝袋を持っているし、比べてみることにしました。

寝袋はモンベル ダウンハガー#0、布団はそれとほぼ同じ値段の羽毛布団です。どちらも単体で、着込んで寝るのは好きじゃないのでごく一般的な下着だけで寝てみます。

布団

到着時外気温-1度、明け方の外気温-4度。

寝袋よりずっと厚みがあるため、寒さを感じることなく余裕で眠れます。これに毛布を追加した状態で外気温-20度で眠ったこともありますが、さすがに布団から出る時は辛いものの布団の中はぬくぬくで特に問題を感じませんでした。

ひとつ、毛布など使わないで単体の場合、布団に厚みがあるだけに肩の辺りに盛大に隙間が空き、かなり冷えます。肩凝りのもとなので、やはり毛布などと組み合わせて使うべきです。

寝袋

到着時外気温-2度、明け方の外気温-4度。

そもそも登山用ですから厚みは布団と比べられません。性能の高い羽毛が使用されているので、見た目よりもずっと暖かいものです。

眠りに付く時には車内にまだ暖気が残っていたため暑過ぎるくらいで、布団のように足を出したりと温度調節がし難いことが難点です。寒ければ頭まですっぽり覆うことができるので、布団のように隙間ができて寒くなることはありません。

しかし明け方、寒さで目が覚めました。やはり厚みが足りないようです。登山では寒さに応じて衣服を着込んで寝るのが常識なので、車中泊でも同じように着込むか、ウォームアップシーツなどで補完が必要でしょう。


やはり持論通り、個人的には羽毛布団の圧勝と感じます。しかし収納性などそれぞれのメリットデメリットがありますから、個人の事情に合わせて選んで工夫すればどちらでも問題はなさそうです。

但し、どちらにしてもケチって安物を選ぶと痛い目に会うことは確実です。

なお、下からの冷気を遮断する対策をしてあることが前提です。どんなに厚みのある布団を使用しても、下からの冷気を遮断できていなければ役に立ちません。冬の車中泊で最も気を遣うべきなのは、下からの冷気と窓から侵入する冷気への対策です。

2009年12月30日