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車中泊場所について:ゆるゆるスローに車中泊ライフ

道の駅(仮眠)や車中泊場所が探せるアプリ

いくら勝手気ままな車中泊旅行といっても、車中泊場所が見つからずに深夜までうろうろ、なんて時間の無駄はしたくありませんね。目的地周辺の車中泊ポイントはいくつか事前にピックアップしておくべきです。行ってみたら改修中だったり、駐車場全体の傾斜がきつくて寝辛かったり、あまりにも寂しい場所過ぎて不安になったり、場所替えしなくてはならない状況が多々あります。多めにピックアップを。

さらには気まぐれで目的地の変更する場合もあります。というか、それができるのが車中泊の利点。そこで是非手に入れておきたいアイテムが、「道の駅旅案内全国地図」。全国の道の駅が地図で確認でき、施設の内容もわかります。これを一冊、車に積んでおけば安心です。道の駅で販売してますので、寄った時に探してみてください。あるいは、ゼンリンのオンラインショップで買うこともできるようです。

・高速道路のSA

初心者に最もオススメなのが、高速道路にあるサービスエリア。深夜でも人がいるし、自動販売機もあります。大抵のSAでは何時だろうと食事にもありつけます。パーキングエリアの方はあまりオススメできません。駐車スペースが広くない上に、トラックが怖い。眠気を催した運ちゃんが突っ込んでくるんじゃないかと気が気じゃありません。なぜかPAにはトラックが多く、エンジンかけっぱなしで仮眠しているから結構うるさい。サービスエリアなら、大型車エリアと小型車エリアが明確に分かれている所が殆どです。

・道の駅

日本全国、観光地の近くには必ずと言っていいほど道の駅があります。でも設備はピンキリ。宮城県の「あ・ら・伊達な道の駅」のように、冬にはお湯が出てしかもウォシュレットなんてハイカラなトイレを備えた所があるかと思えば、夜にはトイレ以外使えず自動販売機さえない所もあります。夏休み時期や正月時期など、地方の道の駅では若い連中が集まって深夜に大騒ぎを始めることもあります。傾斜地にあって駐車スペース全部が傾斜している所もあります。トラブルを事前に避ける、睡眠不足を防ぐという意味でも、不都合を感じたら速やかに場所を変えましょう。

・スキー場の駐車場

昔、道の駅が少なかった頃は、スキー場の駐車場をよく利用していました。スキーシーズンじゃなくても駐車場を開放している所が多かったし、24時間トイレを使える所もありました。夜間にトイレが使えなくなる場合は、大抵近くに大型ホテルがあったりするのでそちらを借ります。近ごろはコンビニでもいいですね。スキーシーズンだと暖房の効いた仮眠施設まで使えたりしますから便利です。但し、雪が降り続いている時には深夜に除雪作業で移動させられることもあるので、降雪が多い地域は避けた方が無難。これが道の駅の場合だと除雪作業は午前8時〜9時くらいから始まることが多いようです。

・観光地の駐車場

景色の良い所や観光地には、広々した無料の駐車場があったりします。但し、トイレが無いことも多く、あっても手入れが行き届いておらず汚かったりしますので、初めてでいきなり車中泊目当てで行くのはあまりオススメできません。でも、例えば白骨温泉の入口にある公共駐車場のように24時間トイレ使用可能で清潔でお湯も出る所もありますので、偶然立ち寄った時に適地かチェックしておくと役に立ちます。

・コンビニの駐車場

地方のコンビニだと、トラックが入れるようにということなのでしょうが、無茶苦茶大きな駐車場があったりします。最近は地方でも24時間営業だし、買い物もできてトイレにも困りません。ただ、言うまでもないことでしょうが、私有地ですから必ず断りを入れてください。運良く許可が貰えた場合でも、買い物客の迷惑にならないよう、端の方を利用させていただきましょう。

・チェーン脱着場

雪国の坂道の手前には、チェーン脱着のための駐車場があります。積雪期は他の車の迷惑になるので車中泊場所としては使えませんが、それ以外ならとりあえず駐車できるスペースはあります。運が良ければトイレもあるかもしれません。しかし傾斜地であることが多く、またトラックが良く仮眠に使ったりして意外に出入りが激しいので、他にどうしても手段がなかった場合にどうぞ。

・空き地

山間部では、意味のわからない空き地が道路脇にあったりします。まあ今は他の手段がいくらでもありますが、昔は山奥深く入り込んでしまうと近くに道の駅もコンビニも何もないことがままありました。もちろんトイレもないし、灯まで一切何もありません。山ですから雨が降り続いている場合には崖崩れの恐れもあります。コーナーのアウト側だと他の車が突っ込んでくるかも。また、細い道ですれ違いのためのスペースかもしれません。素性がわからないので、まあできるだけ避けるべき場所ではあります。

上記以外に、ちょっと車中泊らしさから外れてしまいますが、オートキャンプ場を利用する手もあります。以前、奥志賀スーパー林道を秋山郷に抜けようと計画した時、とにかく近辺には車中泊適地が一切ありませんでした。今はあるのかもしれませんが、昔のことです。ただ一ヶ所、ちょうどいい場所にカヤの平高原のキャンプ場があったのです。当時、車中泊なんて認識は一般にはほぼ皆無で、オートキャンプでさえまだそれほど一般的ではありませんでした。少し驚かれましたが、キャンプ料金と同じ金額を払って、ただの駐車場で車中泊させて貰いました。でも、朝目覚めた時、高原の森を包む朝霧、幻想的な光景にもう感動感動。心が洗われるってのはこのことだねって、ホントにあれは良かった。そういっためぐり合いが手軽にできるから、車中泊はやめられません。

2007年1月11日