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一本松温泉跡たつこの湯:危ない温泉

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「たつこの湯」「たっこの湯」、どちらが正式な呼び方かわからない。まあ、野湯だから正式もなにもどっちでも別に構わないっちゃその通り。もちろんのこと名前の由来もわからない。一本松温泉跡と看板があるから、かつては温泉宿があったのかもしれない。

一本松温泉跡は、烏帽子岳山頂へと向かう登山道の途中にある。温泉跡地に、マニアが造ったと思われる湯舟がひとつ。そこまで徒歩で30分程度の、比較的お気軽な野湯。

しっかりした登山道なので、温泉跡地までなら大袈裟な装備は必要ない。しかし、石伝いに沢を渡る場面もあるので、さすがにサンダルとかではちょっと苦労しそう。滑り難い底のしっかりした靴が無難。

途中、どう見ても登る一方で沢から遠ざかるとしか思えず、沢沿いにある筈の温泉跡地を通り過ぎたんじゃないかと引き返したりしたが、行けるとこまで行ってやれと思い直して先に進むと沢が現れて一安心、という場面もあった。

やがて視界が開け、沢沿いに広がる広場に出ると、その真ん中に立てられた「一本松温泉跡地」の看板を発見。ただ、その場所に湯舟はなく、もう少し進んだ所に白濁した湯を満たした湯舟があった。登山道より少し下がった箇所に造られていたが、登山者が通れば丸見えになってしまうロケーション。

だからって、誰か通るんじゃないかとびくびくしたりはしません。なので速攻、服を脱ぐ。

肌を晒した途端、ぶよの波状攻撃がっ!

まーたかるワたかるワ。ハンドタオルで体中びしびし叩きながら撃退しようとするものの、その程度で怯むような奴らじゃない。口の中まで飛び込んでくるんじゃないかと、こちらが怯む。しかも、湯に入っても肩まで浸かれるほどの深さはないから、上半身は無防備。なので、いいように喰われまくりだ。

さわさわと風に擦れる木の葉。さらさらと流れる川音。ぶよさえいなけりゃ、いい温泉なんだがなぁ...。

「山道のあっち側 一本松温泉跡たつこの湯」に移転しました。

2004年5月訪問。ぶよを避けたいなら、秋の涼しくなった頃か、あるいは夕方が良さそうだ。冬に行く強者もいるようだが…。

【GPS】

WGS84 N39'48'03.7 E140'49'03.3

2006年5月22日