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常布の滝...の下の温泉:危ない温泉

さすが火山国と思わせるのが、本白根山を中心に広がる、志賀高原、南志賀、万座、草津といった温泉地である。

万座、草津だけを見ても、その温泉湧出量は膨大だ。もう、至る所から温泉が湧き出していると言っても過言ではないだろう。この地域には、何日逗留していても飽きることがない。実際、車中泊を始めてからは、数えることが困難な程、何度も足を運んでいる。

もちろん、それ程の温泉湧出地であるだけに、野湯も多いのだ。

草津には、温泉街から芳ケ平を経由して渋峠まで歩ける自然遊歩道がある。その途中に、日本の滝100選にも選ばれている、落差70メートルを誇る豪快な常布の滝があるのだが、その滝の下流にそれはあるというのだ。

常布の滝下温泉までは、天狗山ゲレンデ下の駐車場脇から林道の突き当たりまで車で入るのが最短コースであるが、行ってみるとそこは工事中のために途中通行止めになっていた。仕方ないので、スタートはゲレンデとゴルフ場の中間地点にある自然遊歩道の始まりからとなった。おかげで、1時間以上余分に時間がかかることとなってしまった。

歩く、歩く、歩く。登山のようにはさほどきつい傾斜じゃないが、なんたって身体がなまっている。ぜいぜい息を切らしながら、歩く、歩く、歩く。心臓が喉からせり上がってくるんじゃないかと思うくらい、バクバク激しく脈打っている。まったく、情けない身体になったもんだ。

やがて道の脇に、よほど注意していなければ気づかないほどの、僅かな踏み跡を発見。一度発見してしまえばそれは明瞭な踏み跡なのだが、遊歩道からはかなりわかりづらい。そこから、大沢川に向かって崖のように急な斜面を降りるのだ。

100メートル以上の高度差を、一気に下る。帰りの登りのことは、頭から追い払って...。やがて川音が近づいてくると、岩の切れ目から、その滝が現れる。常布の滝に比べれば小さな滝だが、豪快な音をたてて流れ落ちている様は、なかなかの景観だ。

滝の横、岩が欠け窪んだ部分に、湯舟はあった。

すごいわ、これ。ごうごうと流れ落ちる水の飛沫がかかるほど、滝に近い。ほとんど、滝の裏にあるようなものだ。こんな温泉、他では味わうことはできないだろう。湯舟に身体を沈める時、至福の瞬間だ。湯舟以外の人工物は一切ない。話し声も聞こえないほどの滝の音。自然との一体感。言葉にできないほどの幸せを噛みしめる。

もちろん、帰りの登りのことは、頭から追い払って...。

「山道のあっち側 常布の滝下温泉」に移転しました。

帰りの登路では、熊さんと出会った。そう、ここは熊の生息地。離れていたので危険はなかったが、ものすごいスピードで薮に覆われた斜面を駆け上がって行った。あのスピードでは、逃げるのは到底不可能だな。ぶりぶりオケツを振りながら駆ける姿は、遠目で見る分には愛くるしいんだが…。

【GPS】

未計測

【道の駅】

「道の駅」草津運動茶屋公園

2005年12月29日