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- エコノミー症候群
中越地震の時にニュースになっていましたが、家を破壊された人が車中泊で生活するうちに、脚に血栓ができて死亡する事故が多発したそうです。狭い車中泊で体を動かしにくいうえ、トイレがないために水分の摂取を極力控えた結果、血液がどろどろになり血栓ができるというもの。血管を詰まらせた血栓が、次に体を動かした時などひょんなことから押し流されて、心臓に流れ込んだ時に死に至る事があります。飛行機のエコノミー症候群と同じ原理です。旅行中はほとんど車中泊で済ましてしまう身としては、気になるニュースでした。
この事故から、車中泊派にも教訓が得られます。
とにかく常に水分を充分摂ること。中越地震の時は女性ばかりがこの被害に遭っていました。特に女性はトイレの問題で水分を控える傾向が強いため、エコノミー症候群を発症しやすいといえます。
次に、ドライブ中は休憩を頻繁に取り、車外に出て体操などできるだけ体を動かすようにすること。ドライバーは疲れも溜まるし眠気を払うためにも結構頻繁に体を動かすのですが、助手席の人は車内に座りっ放しということはないですか? 助手席の人もドライバーに合わせて外に出て、極力身体を動かすようにしましょう。
2005年11月11日